Hot House: ピアノの行き先が決まりました!

大変ご心配をおかけしましたが、このたび、我らが「スタコ」こと、アキさんの愛したピアノの嫁入り先が決まりましたので、お知らせします。わ〜✨️パチパチ!おめでとう!

以下は、ピアノ関連の交渉・連絡・調査を担当して下さっていた清水絵理子さんから、ブログ掲載用にいただいた文章です。本文として貼り付けます。

 

 ホットハウス。
 こんな場所はきっとどんな時代にも決して二つとない場所。
 これぞOne&Only…。
 最期までそんな生き方を全うしたアキちゃん。

 多くの人から譲渡の問い合わせいただき、スタコの行き先を案じてのご連絡もたくさんいただきました。

 「スタコ、100万で買い取ってもらえるんだってさ!」
 アキちゃん、よくそんな台詞を口にしていました。
 ホントかな。。真偽は半信半疑のまま…
 その言葉を最期の遺言と思って、定かではない情報を手繰り寄せあちこちにお話を聞き、ようやく辿り着いた話は、、
  "しっかりとメンテナンスすれば、まだ100万の価値がある" (やっぱり…‼︎)
  そう言われて、アキちゃんらしい早とちり→→思い込み…(≧∇≦)となり、
 アキちゃん盛りにて、100万!となり、皆さんの耳にも届いてたと思います。

 アキちゃんが天に召されたことにより、スタコもあの場所から出ていくことになり、
解体搬出、運搬、組み立て。。
 その費用がかなりかかってしまうところだったんですが、その全てを引き受けます、という方から申し入れをいただきました。
 古い楽器にとてもご理解があり、大事にしてもらえるという信頼を感じ、板橋にある蛇腹楽器の工房で譲り受けてもらうことに決めました。
https://bellows-works-tokyo.com/about.html

 ご本人の承諾を得たので、修理士の原田さんの言葉を掲載させていただきます。

「現在店内でジャズやタンゴなどのイベントを行うことを検討しているため、ピアノの導入を検討していたところです。修理師仲間で素晴らしいピアノの修理師がおりますので、専門業者に運んでもらう事もできます。
 もし、選ばれてお店にピアノがきましたら、日数をかけて何回も調整が必要だと思いますが、修理師の仲間に依頼して完全な形に仕上げてもらおうと思います。また、店内は楽器屋ですのでピアノが嫌う湿気や温度変化は均一に保たれています。
 私は100年以上前の楽器も修理することもよくあります。もし、応募が受かればこの先100年でもこちらのピアノを大切にできたらと思っております。」

 最後の"この先100年でも大切にできたらと"
 このコトバに心が決まりました。

 アキちゃん、ホットハウスに出演した多くのミュージシャン、そして集った多くの仲間たちの想い…
 またスタコの音を聴く機会がある場所、Bellows Works Tokyoさんに置いてもらいたいと思います。

 長くなりました。
 皆さんのご理解をいただけたら嬉しいです。(清水絵理子)


清水絵理子さん、ほんとうにお疲れ様でした。ありがとうございます!